Salesforce未経験からエンジニアへ|求人46件で見る3つの入り方
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Salesforceの未経験求人は「何の未経験か」で分かれる
求人ボックスで「Salesforce 未経験」を検索すると、2026年11月1日の該当は7,600件台でした。ただし、これは語が一致した件数で、別の職種も混じります。
そこで、1〜8ページの200件から、題名に Salesforce を含むものを選びました。75件のうち、正社員で、求人ボックス内に詳細が載る46件の条件欄を読み、必須条件で分けました。分類は編集部によるものです。

| 必須条件 | 件数 | 例 |
|---|---|---|
| 他の開発経験やIT職の経験 | 9件 | 業務システム開発3年以上、言語を問わずシステム開発2年以上、Web開発1年以上 |
| Salesforce の実務経験 | 11件 | 導入や開発の実務1年以上、Apex の開発経験 |
| 実務経験を求めない | 12件 | プログラミングの学習経験、基本的なPC操作、ITへの興味 |
| 条件を読み取れない | 14件 | 必須条件の欄がない、ページから抜き出せなかった、「経験者のみ」と「興味があれば可」が並ぶ |
読み方の注意が5つあります。
- 「未経験OK」の札がついていても、本文で Salesforce の開発経験を必須にした求人があった
- 「読み取れない」14件は、実務経験が不要という意味ではない。別のサイトで開発経験3年以上を必須にしていた求人も、実務経験を問わないと本文に書いた求人も入っている
- 「Salesforce の実務経験」の11件は必須欄の記載で分けた。このうち4件は、別の文で未経験の枠や未経験者向けの研修にも触れていた
- 同じ会社の別の拠点が複数入っている
- 募集条件であり、実際に採用された人の経歴ではない
46件は未経験の求人全体の縮図ではありません。外部サイトへ飛ぶ求人は入っていないので、傾向をつかむ手がかりとして読んでください。
入り方1:IT経験がある人
開発の経験がある人は、Salesforce の経験を問わない求人を狙えます。条件欄には、Java、C#、PHP、JavaScript などの開発経験が多く挙がっていました。求められる年数は、記載があるものでは1〜3年でした。
編集部の経験は、この道です。運営者は Java プログラマーからの転向で、まったくの未経験ではありません。Salesforce へは自分で選んで移りました。当時は副業サイトなどでも Salesforce の仕事が活発だった、というのが理由です。最初の立場は受託開発でした。1人の例なので、誰にでも当てはまるとは言えません。
IT経験がある人が応募前に確かめる点は次の3つです。
- 開発の年数や工程が、必須条件に届いているか
- Salesforce の研修があるか、Trailhead などで自習する前提か
- 入社後の仕事が開発か、運用か、要件定義か
Salesforce の開発は、環境づくりから手を動かすと理解が早くなります。Developer Edition の始め方、SOQL の基本の順に試すのが編集部のおすすめです。
入り方2:営業事務など業務経験がある人
ここから先の2つは、編集部の経験ではありません。公開求人の条件から組み立てた道です。
46件の中には、歓迎要件に事務、ヘルプデスク、提案書の作成、営業や接客の顧客折衝を挙げる求人がありました。先輩の前職として、営業、事務、販売などを挙げる求人もあります。社内の管理者の求人では、社内の業務改善の企画経験を歓迎するものがありました。
業務経験がある人の入り口は2つです。
- 今の会社で Salesforce の担当に手を挙げる
- 導入や活用を支援する会社のカスタマーサクセスや運用に応募する
今の会社で Salesforce を使っているなら、前者が近い道です。レポートを1つ直す、入力されない項目の理由を聞くなど、小さな改善から実績を作れます。応募のときも、誰に何を聞き、何を変え、どうなったかを説明できます。
レポートの組み立てはレポートタイプとダッシュボードの設計で確かめられます。
入り方3:IT経験も業務経験もない人
実務経験を求めない12件が、主な入り口になります。これも公開求人から組み立てた話です。
12件の条件は、プログラミングの学習経験、基本的なPC操作、ITへの興味などでした。35歳未満という年齢の条件を、例外の理由を添えて書いた求人もあります。研修の長さは、書いてあるものでは1.5〜2か月から6か月まで差がありました。
給与の下限は、月給で書かれた10件が18万〜26.5万円、年収で書かれた2件が300万円でした。上限は求人ごとの差が大きく、入社時の額を示すものでもありません。
応募前に、次の3つを面接で聞いてください。
- 最初の仕事は何か。データ入力、運用、ヘルプデスク、開発のどれか
- 研修の期間と、終わったあとの配属先。客先常駐の可能性を書いた求人もある
- 入社した人が、開発や設定の仕事へ移るまでの流れ
「Salesforce の仕事」という題名でも、中身がデータ入力や運用の求人があります。入口として悪いわけではありません。ただ、そこから何の経験を積めるかで、次の選択肢が変わります。

| 出発点 | 主な入り口 | 求人に多い条件 | 確かめる点 |
|---|---|---|---|
| IT経験あり | 開発の求人 | 開発経験1〜3年 | 年数、工程、入社後の仕事 |
| 業務経験あり | 社内の担当、カスタマーサクセス、運用 | 事務や顧客折衝の経験を歓迎 | 改善に関われるか |
| どちらもなし | 研修つきの求人 | 学習経験、PC操作、興味 | 仕事の中身、研修、配属先 |
資格は「自力で取った」と「実務の壁」の両方で考える
自力で取ったと言えれば、アピールになるという見方
編集部の見方では、未経験の人が資格を自力で取ったと言えれば、かなりのアピールポイントになると考えています。大手の企業が資格保有者の数を打ち出していることも、その理由です。これは1人の見方で、採用を約束するものではありません。
公開情報にも、大手パートナー企業の例があります。ある企業は採用サイトや自社のブログで、認定資格者の数が国内で上位だと紹介し、合否にかかわらず受験料を会社が全額負担する制度も書いています。
会社が資格を大事にしている例として読めます。一方で、入社後に会社の負担で取れる場合もあります。自費で取るか迷う人は、応募先の制度を確かめてください。
資格だけでは実務経験の壁がある
Platform アドミニストレーターの試験は、公式の試験ガイドで6か月以上の経験を想定しています。受験料は¥30,000(税別)です。前提の資格はありませんが、合格すれば実務経験があると見てもらえるわけではありません。
46件のうち、読み取れた条件で認定資格に触れていたのは4件でした。3件は歓迎の扱いで、1件は Salesforce 経験者の枠の必須要件でした。未経験者の必須条件にした求人はありません。2026年10月31日に集計したフリーランスの掲載案件939件でも、求めるスキルの欄で認定や資格に触れたものは21件でした。大半は募集終了の案件で、読み直すと件数は変わります。
判断の基準はこうです。
- 開発経験がある人:資格より先に Apex や SOQL に触り、資格は学習の区切りに使う
- 業務経験がある人:資格で用語をそろえ、業務の改善の話と組み合わせて説明する
- どちらもない人:資格の学習を続けられた事実を示し、研修のある会社を探す
Trailhead中心の学習計画
Salesforce の学習は、公式の Trailhead を中心に進めるのが編集部のおすすめです。
編集部の経験では、資格がほしいと思いながら Trailhead で勉強しました。Salesforce は公式の試験勉強向けのサイトも充実しているので、それを使いました。最初の壁は、当時の Trailhead が英語のみの対応で面倒だったことです。
今の Trailhead には日本語のページがあります。システム管理者初級のトレイルは5ステップ、約7時間20分です。ただし、英語版だけの内容が混じることがあるとページに書かれています。
次の4か月の計画は編集部のおすすめで、公式の計画ではありません。1週間の学習時間で調整してください。
| 月 | IT経験あり | 業務経験あり、どちらもなし |
|---|---|---|
| 1か月目 | Developer Edition を作り、システム管理者初級を終える | システム管理者初級を終え、用語を自分の言葉でまとめる |
| 2か月目 | SOQL と Apex の基本を手で試す | オブジェクト、権限、レポートを手で作る |
| 3か月目 | 小さなトリガとテストを書く | 試験ガイドの範囲を見て、弱い分野を学ぶ |
| 4か月目 | 作ったものを説明する資料を作り、応募する | 資格の受験を判断し、業務の例を添えて応募する |
進め方は認定アドミニストレーターの勉強法、本はおすすめ本と学習ロードマップにまとめました。資格の順番はSalesforce資格のハブを見てください。
応募の前に決めること
まず、自分の出発点を3つのどれかに決めます。次に、求人の札ではなく条件欄を読みます。最後に、最初の1年で積みたい経験を言葉にします。
年収や将来性、どこで働くかの全体像はSalesforce人材のキャリアのハブにまとめました。厳しい面を先に知りたい人は、Salesforceエンジニアはやめとけと言われる理由も読んでください。
よくある質問
- Salesforceエンジニアは未経験でもなれますか?
- Salesforceエンジニアの未経験求人はありますが、条件は分かれます。2026年11月1日に46件を読み、条件を読み取れた32件のうち20件は、必須欄に他の開発経験や Salesforce の実務経験がありました。実務経験を求めない求人は12件でした。残る14件は条件を読み取れませんでした。
- Salesforce未経験なら、まず資格を取るべきですか?
- Salesforce未経験の人にとって、資格は学んだことを示す材料になります。ただ、資格だけで実務経験の代わりにはなりません。読み取れた求人の条件で認定資格に触れたものは4件で、未経験者の必須条件にしたものはありませんでした。
- IT未経験でSalesforceの求人に応募するときの注意点は?
- IT未経験で Salesforce の求人に応募するときは、仕事内容、研修の長さ、配属先の3つを確かめます。実務経験を求めない求人には、データ入力、運用、客先常駐の可能性を書いたものも含まれていました。
- Salesforceの勉強は何から始めればよいですか?
- Salesforceの勉強は、公式の学習サイト Trailhead から始めるのが編集部のおすすめです。日本語ページのあるシステム管理者初級は5ステップ、約7時間20分です。英語版だけの内容が混じることがあります。